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高みを目指す方法は、やっぱり基本の繰り返し。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

週末の雨で一気に季節が進み、朝夕はめっきり涼しくなってきました。

コロナの影響で観客数が大幅に制限されていた様々なイベントが少しずつ緩和され、屋外のスポーツ観戦には追い風になってくれそうな秋を迎えました。

軽々には言えませんが、このコロナ騒ぎというものが、だいぶ前から仕組まれた陰謀説まで飛び交っていて、単純に恐れたり不安を煽られていることが、そのまま真実に基づいたものなのか、私自身不信感を覚えています。

それはさておき、これまで当然だと思ってきたことがそうでなくなって、色々なところで大きな影響が出ていることは間違いありません。

今まで通りが良い、出来れば大きく変わって欲しくない、様々な分野でそんな風に思う人が多い日本ではありますが、固定概念を離れどんどんチャレンジしようとしている人たちには、逆に追い風が吹いているのかもしれませんね。

テニスの『大坂なおみ選手』が、二度目の全米オープンを制したニュースは、ここ最近にない明るいニュースとなりました。

日本のマスコミの常で、裏話的な報道がたくさんされていますが、その中でもコーチを変え、リニューアルした『チーム大坂』のトレーナーを務めている方のことが紹介されていました。

トレーナーという肩書は色々な仕事が含まれていますが、取り上げられていたのはトレーニングに関することでした。

コロナ禍で試合が行えない約二か月間を有効に利用して、弱点強化というか更なる能力の向上を目指したトレーニングを行ってきたようです。

世界のトップを争う大坂選手、一般の方から見れば想像もつかないような、見たこともない凄い内容のトレーニングを行っていると考えるのではないでしょうか。

しかし、報道されたのは、とんでもなく地味なフットワークのトレーニングや、あまり好きな言い方ではありませんが体幹を鍛えるといった類のものでした。

もちろん全てを公にしているとは思えませんが、テニスプレーヤーにとって必要な基礎的な能力を、もう一度一から作り直したとでも言うべき、まさに基本的な能力の向上を目指していたようです。

本来ならばオフシーズンに取り組むべき内容かもしれませんが、その時期に行うにしても地味で根気のいるトレーニングです。

さて、今日私が何を言いたいのか、もうお分かりだと思いますが、世界のトップを争う大坂選手のような超一流選手でも、そこに近づくための近道は無いということです。

一流か超一流かの差はそこにあるのではないでしょうか。

技術的なこと戦術的なことは、科学的な手法を使って蓄積された多くの情報を整理して、最も適したものを選択していくことが出来る時代です。

この分野に関しても分析担当という専門職が居て、その能力を競い合い高め合っていますから、その気になれば必要な能力を持った人の協力を仰げる時代になっています。

ではそういう科学的な情報戦が行き着く所まで行った時、最後に選手が必要な結果をもたらす要素は一体何なのでしょうか。

そうです、最後に信じられるのは己の肉体だけです。

その能力の優劣が、個人であれチームであれ勝敗を決する大きな要素になることは誰も否定できないでしょう。

しかし、指導する側も選手の側も私の主張とは違い、選手の能力の向上もチーム力の向上も、技術戦術を優先に考えられているのではないでしょうか。

勿論それを否定しているのではありません、バランスの問題です。

それが行き着く所まで行った大坂選手のような立場になって初めて、『人間という動物に与えられた基本的な能力の向上』という、一見地味な発想に立ち返って行くという皮肉な現象が起こってしまうのです。

趣味でやっているゴルフですが、特に女子ゴルフでは低年齢化が顕著で、昨日終わった『日本女子オープン』という大きなトーナメントでも、昨年のプロテストを受かったばかりの選手が何人も上位で戦っていました。

それこそ小学生から真剣にゴルフに取り組み、ひたすらボールを打ってきたことと思います。

夢にまで見たプロテストに合格しても、トーナメントに出場できるのはほんの一握りです、それが数年のうちに後輩選手に追い越されていきます。

見た目のフォームも同じ、体格もそれほど変わらない彼女たちは、ひたすら技術を向上させようと努力していると思います。

そしてどこかのタイミングで、肉体改造の名のもとにトレーニングを行い、自分の目指している目標とは違った結果になっていくという選手をたくさん見てきました。

特に技術が優先されるゴルフという競技で、肉体的筋力的な変化がプラスになっているようには見えません。

ゴルフを始めた育成年代から計画的に動きづくりのトレーニングをしていれば、相乗効果で向上し、プロとなった時更に技術が向上するのではと、勝手に想像しています。

大坂選手のような立場になれば、最新にして最高のノウハウを享受できると思いますが、そういう選手にしてフットワークなどの基礎練習に多くの時間を費やしたというのです。

今朝スポーツニュースで、海外で活躍するサッカーの岡崎選手が所属するチームと久保選手が所属するチームが直接対決したということで思わずテレビを見てしまいましたが、先発出場した岡崎選手のプレーが起点となって得点したシーンを映像で見ましたが、体の小さな岡崎選手が相手選手を背にしてボールを受ける際に、まったく体格差を感じさせませんでした。

これは体の使い方という側面は勿論ですが、体格差に勝る海外の選手たちの中で、何年もプレーしていることで、当然ですが経験値が加わり、当たり前のようにああいうプレーが出来るようになったのだと思います。

そういう意味では、日本代表として世界に伍して戦いたいとか、純粋に海外のチームで自分の力を試したいと考えている選手は、どんどん海外に進出するべきだと思います。

私はそういう海外志向のない、まったくの井の中の蛙ですが、だからこそそういう意欲のある選手に、私が身に付けてきた知識や経験がどうやったら役に立てるかと、考えるだけで楽しいです。

それが一周回っても二週回っても、向上心にあふれる選手たちに最も必要で、私が役に立てるのは、『体の基礎的な能力の向上』というところに戻っていくのです。

正直地味なトレーニングばかりです、今日やったからと言って明日役に立つものもあれば、そうでないものの方が多いかもしれません。

それをどれだけ理解し継続できるかが、選手としての運命の分かれ道ではないでしょうか。

目指すところが高ければ高いほど、間違いなくそうであると断言しておきましょう、しかし、今やっていることで十分だと考える選手も多いでしょう。

最後にもう一度、大坂なおみ選手が取り組んだのは『基本の基本』です、これからもきっと同じだと思います。

私にできることはその部分のサポートです。

現場を離れ責任ある立場でのチームの指導もなくなった今、個の成長に関わることで満足してしまっている部分もありますが、この仕事を志した時の初心、今は結果が出ていないが、それぞれの頂点、全国大会の出場や日本一という明確な目標を持ったチームや選手を相手に、思いっきり感情移入をして応援してみたい、そんな気持ちが大きくなっています。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
広島港旅客ターミナル2階のテナントスペースで、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
施術やトレーニング指導を行っていますが、私の技術と経験を伝える「西本塾」も開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報・募集中」をご覧ください.
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出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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