明けましておめでとうございます!

ブログを読んでくださっている皆さん、明けましておめでとうございます。

昨日初詣に行ってきましたので、今朝はテレビの前でゆっくり箱根駅伝を見ています。
長丁場ですからすべてを真剣に見続けるわけにもいかないので、今回は花の2区と呼ばれるエースが顔をそろえる区間に出場する、神奈川大学の鈴木選手の走りに注目していました。

嬉しいことに彼は、私の母校である愛媛県立宇和島東高校の出身なのです。
そして将来日本の長距離界を背負って立つのではと言われているほどの逸材です。

昨年も注目しましたが、期待に応え区間賞の走りを見せてくれました。
今年の走りは何度かリアルタイムでツイーとしましたが、上半身に力みが感じられ、彼本来の躍動感がありませんでした。

もちろん直接アドバイスできる立場にはありませんが、私が提唱している「走るという行為」の中での体の使い方という観点から見て、さまざまな示唆を与えてくれる結果となりました。

以前、スポーツライターの木崎伸也さんの依頼でNewspicks という媒体で、「アスリート解体新書」と題したさまざまな競技のトップ選手の動き分析をさせてもらったことがありましたが、またどこかでそういう企画があればやってみたいと思っています。

人間の動き自体を分析するという作業はとても面白いことで、おそらくは本人すらそんな意識はないという部分まで、そういう視点で見続けると色々なことが見えてきて楽しいものです。

本人が意識していないにもかかわらず、第三者の目から見ればとても凄いことをしているという現実が、超一流と呼ばれた選手が引退後、指導者としてはそれほどの評価を受けないということになっていく要因だと思います。

さて、平成30年、2018年がスタートしました。
私にとっては夏に誕生日が来ると60歳という節目の年齢を迎えることになります。
おそらくほとんどの方がそう思われたことと思いますが、自分が小さい頃、その年齢になられた方々は、はっきり言ってお年寄りと呼ばれることが多かったと思います。
現在では平均年齢が伸びて、60歳などまだまだ未熟なところだらけの若輩者に過ぎないと、自らのことを戒めています。

そんな私ですが、これまで積み上げてきたことが世の中のためにお役に立てるものであるということに、もちろん自信を持って継続してきましたが、「Conditioningstudio操」を立ち上げ、4年4か月が過ぎ、「西本塾」「個人指導」また「遠隔サポート」を通じて、多くの方に伝えてきたことで、自信がしっかりとした「確信」へと変わってきました。

今年はこれまで以上に、そのことをきちんと伝えていかなければならないと思っています。

そのためには昨年は不定期としていた「西本塾」と「深める会」を年頭にあたって開催日を告知して、参加しようという人たちに準備期間を設けてもらおうと思います。

ブログも5年近くに渡って書き続けていますが、昨日いや今日初めて私の存在を知ってくれたという人もいるかもしれません。
そんな人が私の話を直接聞きたいと思ってくれたとしたら、やはりそれに応えなければならないと思うのです。

「西本塾」3月10日・11日の土日と、9月8日・9日の土日の2回の開催を予定しています。

「深める会」も、4月8日日曜日と、10月7日日曜日の2回、一日のみの開催で予定しています。

さらには、年末29日土曜日には「西本走り錬成会」を、年末の恒例行事として行いたいと思います。

「遠隔サポート」も、年末に申し込みがあり、休み明けから指導が始まる予定となっています。

また、昨年の夏にチームとして指導を受けてくれて以来、間接的ではありますが応援させてもらっている、「大阪府立大学サッカー部」の皆さんも、今年から2部リーグに昇格を果たし、一つ高いレベルでの戦いとなるので、どんな形になるかわかりませんが、応援していきたいと思っています。

また、まだ名前は出さない方が良いのでしょうか、西本塾生がJ2のチームでフィジカルコーチとして「西本理論」を思う存分発揮した指導をしてくれることになっています。

そして何より私のワクワク感を演出してくれていることがあります。
2月にならないと正式には公表できないのですが、私の理論や実践が、私個人ベースの発信から、少し違った形での発信をさせてもらえることになりそうです。


私の力らなど小さなものですが、4年4か月の継続が今回のことに繋がっていきました。
サッカ-という競技の中でのことになるとは思いますが、心ある指導者の方々が、固定概念を変え新しい世界へ踏み出すお手伝いが出来ると本当に胸が高まる思いです。

私の積み上げている考え方や体の使い方といったものが、一人でも多くの方々のお役に立って、縁あった皆さんが笑顔になれるよう、今年も頑張っていきます。

このブログも、その時々の私自身の頭を整理する意味で、またその内容が読んでくださっている皆さんにとって、参考になるところがあると思っていただけるのなら、できる限り書き続けて行こうと思います。

今年もよろしくお付き合いください。

私が目指して来たもの。

雑感です。

今日は改めて自分がやってきたことを整理することになりました。
「なりました」と言うのは、あるきっかけがあったからです。
それは、拙著『1回5分体が喜ぶ健康術』にも登場して頂いた、すでに10年に渡る長きの間お付き合いをいただいている、今年70歳になられたHさんから、ある宿題をいただいたことです。

Hさんは本の中でもご紹介した通り、学生時代からゴルフに親しみ、現在でも競技ゴルファーとして活躍されている方です。
縁あって私の所へ来て頂くようになってから、Hさんの親しい方も驚くほど私に対する信頼が厚く、体調管理やトレーニングの指導はもちろん、ゴルフの事でも疑問に思った事があると必ず私の意見を求めてくれます。

一般的にゴルファーは、自分より下手な人のいうことに耳を貸すような人はいません。
スコアという数字が厳然として存在しますから、1打でも少なく上がれる事がゴルファーとしての優劣を決めることになります。

Hさんはあくまでもアマチュアゴルファー、しかも出会った頃には既に60歳を超えた時でしたから、私がプロや競技レベルのスポーツ選手を相手にする時のような接し方をする事はありませんでした。

それでもこの10年間、ドライバーをはじめ各番手の飛距離はほとんど変わっていない事に、私の指導することに間違いはないという、結果としての信頼を得ていると思います。

ゴルフに対しての探究心は衰える事はなく、ゴルフ雑誌で目についた記事を見つけると、私の所に持って来てくれるのです。
今回気になった記事は、週間ゴルフダイジェスト11月21日号の126ページに載っていた、奥田靖己さんと海老原清治さんというシニアプロによる対談記事の連載で、「古武道に学ぶ」というタイトルのものでした。

「日野晃」さんという古武道の道場を開いている方の本を、奥田さんが読み、メールしたら本人から連絡が来て直接話が聞けたというところから、話が始まっていました。
そこで語られている事が、私から断片的に聞いている内容と重なる事があると感じられたようで、そこに書かれた『考えるな、体にきけ!」という日野さんの著書を早速購入したようでしたが、あまりにも内容が難しすぎて理解出来ないから、私に読んで要点を教えて欲しいという宿題でした。

過去にも同じような事が何度かありましたが、その度に私の考えをお話しして来ました。
今回改めて私がHさんに対して、10年間に渡って伝えて来た事はなんだったのだろうと考えさせられました。

「私が学び続けている事、目指し続けている事はなんなのだろう、何のためにどこへ向かっているのだろう」そんな思いが心の中にふっと湧いて来ました。

20代の半ばに「渡辺英三先生」との出会いから操体法を学び、32歳で会社員を辞め、故郷宇和島で治療院を開業したことから私の人生は大きく舵を切りました。

振り返ってみると、私は何一つ「この道を極めた」と、自信を持って言えるものがありません。

今回の日野晃さんという方は、武道というものを通して、一般の方からは想像もできない道を極めたと「達人」と呼ばれるレベルに達した方だと思います。
この方の経歴を見ると、その前にはジャズドラマーとして一流と言われる存在にもなっていて、あるきっかけから武道の道を志した方のようでした。
とにかく、生涯かけて極めていくに値する道を見つけ、その道を真剣に歩み続けているのだと思います。

古武道、古武術に関しては、もう20年近く前になるでしょうか、甲野善紀さんという方の存在を、NHK教育テレビの「テレビスポーツ教室」という番組だったでしょうか、東京の有名私立高校、桐朋高校バスケットボール部が古武術の動きを応用して、東京都ですからものすごい数の出場校の中、並み居る強豪を撃破してたった1年でインターハイ出場という大躍進を遂げたという事を知りました。
超進学校で部員の中からは東大に進む生徒はざらで、ほとんどが難関校へ進学するそうです。

これまた不思議な縁で、当時専属トレーナーをしていたカープの佐々岡真司選手が、メンタル面にも取り組みたいと新たに契約した、メンタルトレーナーの高畑好秀さんと、その高校の指導者の方が知り合いだった事で、学校で練習を見学させていただいたり、指導者の方と直接お話を伺う事も出来ました。
それ以来、甲野善紀さんの著作やDVDなど、必死になって学ぶ努力をしました。

今年遠隔サポートを受けていただいた丸太悠生君のお父さんが、中国武術を行なっていた事で、私の考え方にも素直に共感して頂けたようでした。
「発勁の科学」という本に書かれていることと私の考えが近いという事も言われましたが、実はその本も真剣に読み、大きく影響を受けたものでした。

私なりにこれまで多くの方から、多くのことを学ばせていただいて来ました、一般の方には興味がわかないような本もたくさん読んで来ました。

トレーニングに関しては、鳥取のワールドウイングを主宰されている小山裕史さんが、私の同級生で現在松山でランクアップ愛媛というトレーニングジムを経営する吉見一弘君と、若い頃一緒にトレーニングをしていた仲間だったという、これまた不思議な縁で、実際に鳥取にも行った事がありますが、初期には大きな影響を受けました。

こうして私は、それぞれの道でまさに達人の域に達している方々との直接間接のご縁を頂き、その本質を探る努力をして来ました。

しかし、世間が評価するのは、やはり一つの道を極めた人のようです、当然のことだと思います。
誰にも真似のできない高みに達するために、注がれたエネルギーや年月が、常人には真似のできないものであるからこそ評価されるのです。
そういう方々から何かを学ぼうとする事も当然のことかもしれません。

武術や武道であれば、体格差のある相手を苦もなく投げ飛ばしたり、振りほどいたりと、常識では考えられない事が目の前で繰り広げられるのですから、目を奪われて当然です。

私が驚いているのは、その動きを直接見たり、技を体験した事で、それぞれ自分の競技なり演技なりに応用している人たちがいる事です。

正直そのことの方が凄いと思います。

私はこれまで操体法から始まり、様々なことを見たり聞いたり体験して来たりしましたが、それはその中のどれか一つを見つけて生涯取り組むことで、その道での達人を目指すためではありませんでした。

私が必要としてきたことは、「目の前にいる選手をどうやったらもっと良い選手に出来るか、痛みや体の不調に悩む人間の体をどうやったら改善できるのか」そのための方法論であり考え方だったのです。

多くの考え方に出会う度に、一つの確信めいたものが出来上がっていきました。
「人間の体はみんな同じである」と言うことです。


ですからどんな道で達人と呼ばれようと、同じ人間がやっていることなのです。

その道のりを様々な形で披瀝してくださっていますが、今回のHさんが言われるように、これまでその世界に縁のない人からみれば、とても難しい内容であると言わざるを得ません。

必要としている人が真剣に読めばわかるはず、確かにそうかもしれません。

しかし私が目指して来たものを形にして行くためには、分かる分からない出来る出来ないではなく、分かるように伝えなければならないし、出来るようにしてあげなければならないのです。

それが下手だったことは認めざるを得ません、私こそ正しいものを正しいと言い続けて来た人間ですから。

私がまとめ上げて来た考え方は理論とは言えません、客観的な検証ができないものは理論とは呼ばれないそうです。
ただ小洒落たネーミングができないから、なんとなくそう呼ばれていることに、私自身が異を唱えていないだけです。

私には一般の方が見て驚くような何かをお見せすることはできません。
そんなことを目的としてこなかったからです。

だからHさんが、ゴルフ雑誌を読み、日野晃さんの本を買って、「こんなことを言っている人がいるよ」と、私に教えてあげようと思って下さることは有難いことだと思わなければなりません。

しかし、一般の方からこんなこと知っていますかと言われるようなことは、私なりに既に勉強し尽くしているのです。

それらを、それぞれの人に必要だと思われる内容に噛み砕いてお伝えしているのです。

今日も午前中施術を受けに来てくださった方に、そのことをお話ししたところ、「私にとっては先生(私のことです)は、どんな方にも勝る達人です」と言ってくださいました。

やはり私を評価してくれるのは、私と直接縁があって、それぞれに必要なことが、私の身につけて来たことでお役に立てたと思っていただいた方だけなのです。

明日、宿題にお答えしなければならないのですが、そんなこととっくに知っていましたよと、訳知り顔でお答えするつもりはありません。

Hさんが、その文章から何を得ようとされたのか、それをしっかり確認してそれなりの回答をしたいと思います。

誰のどんな理論や方法論に触れても、その根っこは全て同じであると言う事実は、「人間の体はね・・・」と言う私の伝えたいものの本質だと改めて感じました。

長くなりましたが、私が求め続けている方向性を確認しておこうと言う気持ちで書きました。


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丁寧に伝えて行くために。

12月に入りました。
私事ですが、今日12月4日は34回目の結婚記念日です。
その頃の私は、今の私はまったく想像すら出来ない状況で、安月給の会社員としてどうやって生活して行けばいいのか、本当に大変な時代でした。
その後紆余曲折の人生が続いていますが、妻には本当に苦労のかけどうしだと感謝の言葉しかありません。

さて、今年のJリーグも終わってしまいました。
まずは川崎フロンターレを応援しているサポーターのみなさん、念願の初タイトル獲得おめでとうございます。

何のお役にも立てませんでしたが、ほんの数か月間とはいえ、私のようなものにまで温かい言葉をかけていただいたフロサポの皆さんには心から感謝しています。
今日月曜日は定休日とさせていただいているのですが、今朝はやく、私の施設を仕事で広島を訪れているフロサポのどなたかが、わざわざ訪ねてくださったそうです。

呉市に行くために、広島港を訪れ、私のことを思い出していただいたようでした。
もしこのブログを読んで頂いて、お帰りも広島港を利用されるようでしたら、自宅が近いのでご挨拶に出向きますので是非ご連絡ください。

私が川崎に行くことを決めた頃、フロンターレを支える川崎という街、そしてサポーターのみなさんは、他のJクラブとは一味もふた味も違う温かさと熱さを持っていることを聞いていました。

もう5年も前のことになるのに、未だに私のことを気にかけてくださるフロサポさんがいることに感謝しかありません。
過去何度もこの一戦に勝てばという大一番にことごとく敗れ、悔しい思いをされてきたことと思います。
改めて勝利の美酒に酔いしれ、余韻を楽しんでいただきたいと思います。

とくに応援のコールリーダーを務める『海人』君とは、個人的な友人としてお付き合いが続いており、彼や彼らのグループのみんなさんと一緒に祝杯をあげたいくらいです。
とにかくおめでとうございました!

また地元広島も、なんとかJ1残留を果たし、色々な意味で安心しています。
もちろん青山選手のパーソナルトレーナーを務めている、息子智志の頑張りも、一助になったと思っています。
4月以降、体の問題で戦列を離れることは一度もありませんでした。
残留を決めた一戦でも、最後まで必死に走り続ける姿に、息子の姿が重なって見えるほどでした。

広島はご存じのとおりカープの街で、その熱心さは他の都市から来られた方には異常とも映るほどだと思います。
カープのホームランガールと同じユニフォーム姿でゴルフ場を闊歩する年配の女性が居たり、試合がない日でも、普通にユニフォームを着て街を歩いている方がたくさんいますから。

行政もカープのためにお金を使っても、サンフレッチェ広島の為には、新しい球場の建設にも本当にやる気があるのかとみんなが思うくらい消極的です。

シーズン途中に、新球場建設にも奔走していた森保監督が解任され、先日織田社長の辞任も発表されました、そして残留を果たしてくれたヨンソン監督の退任も発表されたようです。
来シーズンに向けて、外から見ていると一体どこへ向かっていくのか不安しかありません。
それでも何とか広島にももちろんたくさんのサポーターがいるのですから、頑張ってほしいと思います。

さて、週末は西本塾生3名を迎え、「深める会」を開催します。
西本塾にしろ深める会にしろ、参加者が少なくなればなるほど、私は伝えるということの難しさを感じています。

今回は伝える側としての心構えというか、改めてきちんと理解して欲しいことを共有するための二日間にしたいと思います。

伝え始めて早4年が過ぎ、私自身が大きく変化しています、もう4年前の伝え方ではありません。
しかし、それぞれの受講者が自分が学んだ時点での西本理論を伝え広める活動をしてくれていることに、もちろん感謝の気持ちはありますが、その後の変化にも対応してくれているのかが少し心配になっています。

FBTに関しても、その意義や目的、動きそのものの注意点にも、細かい部分ですが修正というか工夫を加えています。
過去にもNewsPicksの連載中に、是非動画をと言われたこともありましたし、ブログの読者からもその要請はありました。
しかし、それに私が応えることはありませんでした。

文字で説明しようと、写真を載せようと、動画を載せようと、本当の意味で私の思いが伝わるとは思えなかったからです。
形ではなく、どうしてFBTというものを思いついたのか、なぜそれを行う必要があるのか、それを行うことで何がどう変わって行くのか、言葉では書ききれないほどの思いが詰まっているのですから。

ところがある塾生が、私の知らない媒体で動画をあげていることを、「こんな人が西本さんと同じようなことを言って動画も載せていましたよ知っていますか」と、連絡してくれた人がいました。

いつかこんなことがあるとは思っていませんでしたが、一言相談して欲しかったです。
私もそれを見ましたが、私ならこんな中途半端な取り上げられ方では納得できないというレベルのもので、実際の動きの解説も十分とは言えないものでした。
申し訳ないですが動画の削除をお願いしました。

私は本当に正しいことを正しく伝えたいという信念で活動してきました。
しかし、それだけでは伝わらないという現実も十分分かっているつもりです。
だからこそ、これまで積み上げてきたものが、一人でも多くの方のお役に立てるものにするために、これまでとは少し違ったアプローチの仕方も考えなければならないと思っています。

私の思いは私がきちんと責任をもって伝えなければなりません。
もちろん、そんな深いところまで求めてはいないというレベルであれば、全国各地から学びに来てくれた人たちに教えを乞うことで十分その効果を感じていただけることでしょう。

ただ私がこうして発信する場では、中途半端なことは出来ないのです。
そのことを行動に移すために、実は家内に頼んで、西本理論指導動画第一弾となる、体の仕組み編とでも呼ぶべき動画を撮影してもらい、ユーチューブのリンクを張ってブログにアップすることで、西本塾とまではいきませんが、今よりも少し踏み込んだ内容にしたいと思いました。

ところがカメラを縦位置で撮ってしまったために、納得できる動画にならなかったため、改めて撮り直し仕切り直しをすることにしました。

スタートが年内になるか年明けになるかは分かりませんが、基本の基本の部分を正しく伝えられればと思っています。
正直今の構想では、枝葉の先の花を咲かせる方法を期待している方には、まったく面白くないものかもしれません。

しかし、それらをきちんと理解していないことが花を咲かせられない原因であることに気付いていないとしたら、これまでの固定概念の中で自分を変えることも、指導を変えることも出来ないと思います。

こうご期待と言いたいところですが、私の小理屈に付き合う暇がなければ、その先への扉が開くことはないということだけは言っておきたいと思います。

明確な判断基準を持っていますか。

広島市内も秋を一足飛びにして、冬の様相を呈してきました。

寒さが苦手な私にとっては、つらい季節となりました。

昨日は西本塾生で、香川から学びに来てくれている長尾さんの個人指導を行いました。

神戸の竹内さんと長尾さんは、もう何度私の直接指導を受けてくれているか分かりません。

最新の西本理論というか、今風の言い方で言うと、私の考え方や指導方法の最新版を常にアップデートしに来てくれている人たちです。

私の考え方を伝える今現在の言葉は、4年前とは全く違う言い方をしているかもしれませんし、一か月前とも違うかもしれません。

実技に関しても同じです、FBTの指導でも動きのポイントとなる部分や、動き方に関しても初期の指導を受けた人たちには申し訳ないくらい説明の仕方が変わってきました。

彼らと接することで、毎回私自身新しい発見もあり、有難い存在となっています。

さて、週末久しぶりに行った西本塾を終え、改めて気づかされることがありました。

それは施術を行う立場の人にも、トレーニングを指導する立場の人にも、それぞれ明確な目標というか、「何をもって治したと言えるのかどうなったことでトレーニングの効果を確認できるのか」がはっきりとしていないということです。

施術という視点から見ると、どこかが痛いという選手(もちろん一般の方も含めて)の施術を依頼された時、施術する側も受ける側も、目的とするのは痛みを取る少なくするこに意識が行き過ぎているのではないでしょうか。

痛みに対する耐性というか感覚は、まさに大きな個人差があります。

また、痛みが取れる少なくなることが、イコール患部の治癒ではありません。

そのことの本当の意味がお互いに分かっていないから、痛くなくなったという感覚になったことで治した、自分のケガは治ったという感覚になっているのだと思います。

ところが、一生懸命治施術した自分の技術が、相手の役に立ったと信じて疑わなかった選手が、また同じ痛みを訴えてくることに、自分のやっていることは本当に正しい事なのだろうかと、ある意味無力感さえ覚え疑心暗鬼となってしまうのです。

真剣に体と向き合っている施術者ほど、そういう感覚に陥ってしまうと思います。

体を鍛えるトレーニングも同じです。

数値で表される筋力や体のサイズが、指導する側の意図した通り、指導される側の希望通りになって行くことと、本来の目的である競技動作の向上という、選手にとって最も重要な目的が達せられているのかと言う問題です。

当然その目的に近づいていると、お互いに何の疑いもなく信じて努力しているはずです。

それがある一定のレベルを超える能力を身に付けようとした時、そうならないことに気づいている人は多いと思うのです。

しかし、それ以外の方法論というか選択肢が与えられていないから、真剣に取り組んだにもかかわらず結果に結びつかなかった選手ほど、誰のせいでもない自分の努力が足りなかったのだと、自分を責めるのです。

指導する側も、それ以上の何かを持たないため、自分が出来ることはすべてやった、あとは選手個々の能力の違いとしか思いようがなくなってしまうのです。

そういう例をたくさん見てきました。

痛みが取れれば治った、筋力が強化され体格の向上が見られることで競技力が向上する、みんながそう思っているにもかかわらずそうならない現実に直面している人たちが実はたくさんいるのです。

もやもやが晴れない中で、ではどうすれば良いのか、その答えが見つからないからない、私の書いた文章を読み、もしかしたらそのヒントでも得られかもしれない、そう考えた人たちが「西本塾」に参加してくれます。

今回の西本塾には、施術する立場とトレーニングを指導する立場の両方の方がいたため、改めてこのことを強く意識することになりました。

私自身、両方の立場を一人でこなしてきました。

目の前の選手をどうやって治し、どうやって競技力を向上させるか、私なりに試行錯誤を繰り返しながら、その時々で最良の結果を残し続けてきたつもりです。

しかし、それらをきちんと言葉にすることができなかったことが、私の技術や経験を伝えることができないという、自分の中での言い訳を作っていたのかもしれません。

それがこの4年間で、西本塾や個人指導をはじめ、それまでと違った視点で物事を考えるようになったことで、一つの結論に近づいたように思います。

それが「人間の体は関節を6(8)方向へ動かす機能を備えていて、身体中の全ての関節がその機能を発揮して連携連動することができるようなカラクリが仕組まれて生まれてくる」と言う事実です。

それがうまく機能できなくなることが、体にとっての違和感として現れ、それが高じると痛みという感覚に変わるのではないかということです。

もちろん外傷での痛みは除きますが。

また運動能力の巧拙、高いレベルでの能力の差は、まさにこの6(8)方向への連携連動が、自らの意図した通りに反復継続して行えないということに尽きるのではないかと考えたのです。

施術の目的は、痛みにばかり気をとられるのではなく、自分の思ったような動きができるようにして行くということのはずなのです。

痛みがないから治った、痛みがあるから治っていない、痛みがまだあるから動けないということではなく、連携連動が滞ってしまう部分を如何に改善し、動ける体を取り戻して行くかということが、本来の意味での体を治すということではないのでしょうか。

同じようにトレーニングの目的も、たんに数値的な向上を目指すのではなく、こういう動きができるようになりたいという、「自らが意図企図した筋肉の収縮活動を反復継続して行うことができる能力」と定義した私の技術というものに対する基本的な能力を、少しでも向上させるためには、筋肉が行ってくれる骨を動かすという仕事を、如何に効率よく行ってもらえるようにできるかということが、本来のトレーニングの目的であるはずなのです。

そういう明確な目的であり目標が設定されていないために、指導する側もされる側も、どこかに迷いを持ちながらそれを継続して行うしかないのだと思います。

やはり人間は関節を6(8)方向に連携連動できるという、地球上でも稀に見る能力を授かった動物なのです。

その根本になるのが骨盤と背骨です、この部分を一般的に「体幹」部分と呼んでいます。

体幹を強くする、体幹を安定させる、とりあえずその言葉をキーワードとして使えば、現状ほとんどの人はそれ以上突っ込んだ質問をすることはないと思います。

世の中常にそういうことになっています、一流選手が行っているから、マスコミがそう書き立てるから、本質的なところに目を向ける人は本当に少ないです。

ではその体幹部分が安定しているとはどういう状態でしょうか、言葉のイメージからすると固定されているというか、ぶれないぐらつかない、とにかく頑丈で固いイメージが良いとされていると思います。

果たしてそうでしょうか、体幹部分は骨盤から腰椎5個、胸椎12個、そして頸椎7個の合計25個の骨と、その間にあってクッションの役割を果たしてくれている椎間板と言う組織が作る関節部分があるからこそ、しなやかで強靭な体幹部分を構成してくれるはずです。

固める安定させるのではなく、一つ一つの椎骨の関節をどれだけ自由に動かすことが出来るかが、全体としての背骨と骨盤の動きを決めるのです。

そのしなやかさと強さを作るのが本来のトレーニングの目的です。

だから数字に表しにくいのです。

施術で体の状態を整えるのも、トレーニングで競技力の向上を目指すのも、最終目標はここにあります。

『6(8)方向の連携連動をいかにスム-ズに行わせるか』、これに尽きると思います。

私自身思ったように痛みの軽減が出来ない時、ついつい患部に意識を持って行かれることがありました、しかしそこに気を取られれば取られるほど、本来の目的から逸脱してしまい、結果として患部の痛みにすら対応できないのです。

そんなことも繰り返しながら行き着いた結論が、6(8)方向の連動性を求めて行くことが、遠回りに感じても実は最も近道で正しい方向性であるということでした。

トレーニングの方では、もっと早い段階からその方向性は確認出来ていて、それが「体づくりから動きづくりへ」という、私のキャッチフレーズになっていました。

いきなりそれを「なるほどそういうことか」と納得してもらうことは難しいかもしれません、やはり目先の痛みを取ることに意識は向かうと思います。

しかし、それを変えて行く以外に、体を治すという本質に迫ることは出来ません。

老若男女、どんなレベルであっても、目標をここに置くということさえ出来れば、現状を超えて行くことは誰にでも可能なことです。

子供さんの運動能力を高めたい、すでに大人になった自分の運動コンプレックスを克服したい、どんな目的であれ考え方は同じです。

自分の中でここまで整理が出来たからには、できるだけ道具を使わず、いつでもどこでもできる6(8)方向への展開力を向上させることが出来る、体操というかトレーニングを考案し、誰にでも見て頂ける環境で発表出来たら良いなと思っています。

いつになるかはお約束できませんが、方向性は見えているので完成品でなくても、修正を加えながらのつもりなら私にも出来そうな気がします。

今の私には多くの方が抱えているような「もやもや感」はありません、シンプルに体に向き合うことが出来るようになりました。

皆さんが抱えるもやもやを吹き飛ばせるように発信を続けて行きます。

私が私らしくあり続けるために。

思いつくままに色々なことを書いていますが、「ではあなたの言っている人間として与えられて能力とはいったいどういうもので、それを発揮できるようになるためにはどうやったらいいのですか」、読んでくださっている方すべてがそう思っていることは十分わかっています。

その能力がどういうものかについては、4年半に渡って真剣にブログを熟読してくれている読者の中には、「ちゃんと読めば分かるはずだ、その時々の西本さんの考えはすべて書かれているのだから」、と言ってくれる人もいるかもしれません。

しかし、現実としてそんな方はほんのわずかであることも分かっています。

また、ではどうすればその能力を発揮できるようになるのかについては、直接指導を受けてくれた人たちであっても、単発的な指導では、その人本人でさえも身に付けることは出来ておらず、指導に活かしてくれている人の中でも、きちんと伝えられているのか迷っている部分は多いと思います。

そんな中で改めて考えました、自分の思いだけを発信しているだけでは何も変わらないのではないかと。

日々様々な思いが交錯する中で、自分ならできるという思いと、これまでの固定概念を変えることが出来ないジレンマに悩まされ、自分の力の無さや、能力を発揮できる環境が与えられないことの無念さを感じることもあります。

しかしそれらすべてが今という現実であり、明日につながる今日であると考えたなら、私がやらなければならないことは過去を論じることではなく、明日のために今日何をするかということに尽きるのだという結論にしかならないように思います。

頭の中の整理の仕方を変えて、「どうすれば私の言う人間としてそれぞれが持って生まれた能力を発揮できるようにできるか」、私自身がもう一度整理する過程を、皆さんにもなぞっていただくことで、感覚を共有してもらうことが出来るかもしれないと考えました。

けっして安易にやり方を教えますというスタンスではありません。

何事も同じだと思いますが、「知識や方法論は誰かがおしえてくれるもの」、そんな甘い考えでは絶対に身に付くものではありません。

一つひとつ自分の体で試しながら、自分にとっての唯一無二の方法論を築き上げて行く以外に、本当の意味で正しいと言える結果に結びついていく方法はないのです。

今日も遠隔サポートの申し込みがありました。

まだ返事はしていませんが、真剣に取り組んでくれれば、希望されている目標に近づくためのお役に立てる相談内容だと思いますので、後程その旨のお返事を返すつもりです。

少し前には、操体法の感覚が分からないからという趣旨のサポートの申し込みがありましたが、こちらに対しては、さすがに遠隔サポートの限界を超えたものと判断してお断りしました。

いずれも私に対して大きな期待を持っていただいていることは間違いありません。

出来ることなら広島に行って、直接私の指導を受けたいと思ってくれている人は少なくないかもしれません。

そう思ってくれていたとしてもすべての人が行動を起こすわけではありません、よほどの大きな動機付けがないと人は行動を起こしませんから。

もちろんこうして、どんなに私が頑張って考えていることを文字に書き表したとしても、伝わる部分は少ないかもしれません。

ただそろそろそれをやっておかなければならない時期が来ているのかもしれないと思っています。

来年もし私が違う立場になっていたら、もし違う環境に置かれていたとしたら、私自身何も変わるわけではありませんが、自由な発信が出来なくなっていたかもしれません。

私には今のスタイルがあっているのかもしれません、誰に頼まれるのでもなく自由に自分の思いを発信し続ける、その中からお役に立つ部分があればしっかり読んで頂ければいい、それだけのことです。

勝手に悩み続けて時期は過ぎ、自分がやりたいことをやりたいようにやって行く、それが誰かの役に立っているのならこんな有難いことはない、これが今の私の結論です。

まずは週末の西本塾、良い意味で少し力の抜けた私が居るでしょうか、それともどこかでいつもの私に戻ってしまうでしょうか。

参加してくれる5人の皆さんと作り上げる西本塾、とても楽しみです。

テーマは整理されないまま、ランダムな内容になるとは思いますが、これからの夢と希望を持つ若い世代のために、私なりの体の説明書をのんびり書いていこうと思います。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
今年は「西本塾」3月10・11日と9月8・9日に、「深める会」を4月8日と10月7日に、そして「走り方錬成会」を12月29日に予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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