W杯サッカー日本代表選手の発表を受けて思うこと

今日から6月、お決まりな言い方になりますが、あっという間に月日は流れて行きます。
あと2か月と少しで節目の年齢を迎えることになるということで、今年はこれまで以上に気持ちを引き締めて生活しているつもりですが、ここまでの5か月は自分なりに納得できる頑張りが続いていると思います。

中でも、5月の20日21日に行った、育成年代を指導するサッカーコーチたちを対象としたセミナーの講師という仕事は、これまでに経験したことのないもので、昨年末に話があってから、自分の積み上げてきたものを、明確な対象者に対して、何をどう伝えればいいのかを改めて整理してきました。

不思議なことに『西本直』という名前を検索すると、ウィキペディアに『愛媛県宇和島市出身のアスレティックトレーナー、サッカー指導者』と紹介されています。
私がウィキペディアに名を連ねていること自体がおこがましいことですが、アスレティックトレーナーはまだしも、サッカー指導者は違うように思います。

もちろん私が掲載を依頼した覚えはなく、どなたかが書き込んでくれたものだと思いますが、私のことをよく知らない人にとっては、それを見てなんとなくそうなんだと思われてしまうかもしれません。
何度も書いてきましたが、私はサッカーそのものの経験は全くありません、学生時代の体育の時間にボールを蹴ったことがあるだけです。

その私がJリーグ開幕に合わせて、現在居住する広島市に本拠地を置く『サンフレッチェ広島』というクラブに、いわゆるトレーナーとして招聘されたことが、サッカーとの出会いのようなものでした。
未経験者、素人であったことが、サッカーやサッカー選手そのものの動きを客観的に見ることができたため、他の同じような仕事をしている人間とは少し違ったアプローチができたのかもしれません。

その後、いくつかの競技のチームや個人を相手に仕事をしてきましたが、サッカーという競技に対する特別な感情はありませんでした。

それがこの5年間の間に、自分でも驚くほどの変化がありました。

それは自分自身がどうやって今の知識や技術を身につけてきたのかというプロセスをはっきり説明できないまま、目の前の難問に自問自答しながら作り上げてきたことを、自分以外に伝えることなど絶対にできないと思っていたのが、伝わる伝わらないは別として、伝え残しておかなければならないものだと確信するようになったことです。

このことは、これも何度も紹介した、サッカーを専門として記事を書いていた、ライターの『木崎伸也』という存在があったからです。
川崎フロンターレ在籍中、といってもほんの数か月のことでしたが、監督だった『風間八宏』君の取材に同席したことがきっかけで、私自身にも興味を持ってくれ、その後の付き合いが始まりました。

自己分析してみても、自分のやっていることを理路整然と整理し伝えられるタイプではなく、いわゆる職人気質で『我が道を行く』の典型だったと思います。
そんな私の積み上げてきたことを、見事に言葉に変換させ、私の考え方を一般の方にも興味をもってもらえるものに昇華させてくれたことは、私の人生を大きく変えるきっかけになったと言っても過言ではありません。
そう言い意味で『木崎伸也』という人間には、心から感謝しています。

そんなことで前回のW杯前から、超一流選手の体の使い方分析の仕事を依頼されたり、別の媒体ではサッカーに限らず、さまざまな競技の選手たちを『体の使い方』という観点から分析させてもらうなど、『西本直』という一個人の職人芸を、世に知らしめるという想像もしなかった事態になっていきました。

そんな中でも木崎さんの専門であるサッカーという競技の比率は当然髙く、必然的に私の思考もどうすれば日本の選手たちが、並み居る海外の一流国、一流選手に伍して戦うことができるようになるかということが分析の最も重要なテーマとなっていきました。

『フィジカル』という言葉が一般化し、それを本当の意味で共通言語として使うことが難しくなったと思います。

フィジカルが強い弱いですべて済まされてしまうということです。

こういう例はほかにも多くあります、○○トレーニングで、○○が安定した、あえて固有名詞は書きませんが、事の本質を本当に理解してトレーニングに取り入れている人はどれだけいるのでしょうか。

海外の一流、超一流と呼ばれる選手たちと日本選手の違いは、基礎体力だという人もいます。
ではもうすぐ日本にやってくるスペインの『アンドレス・イニエスタ選手』に、日本選手はいわゆる基礎体力で劣っているのでしょうか。

基礎体力とはなんでしょうか、体格の大きさ、筋力、柔軟性、体当たりしたときの強さ、走るスピード、それ以外に明確な比較基準を説明することもなく、なんとなくで使っている言葉ではないのでしょうか。

イニエスタ選手を育成年代から知る私の友人は、その頃から周りの選手とは違う何かを感じてはいたが、いわゆる基礎体力という観点からは他の選手に勝る部分は見られなかったと言っています。
現実として体格、スピードでは、日本選手の方が上回っている部分の方が大きいように思います。

ではなぜイニエスタ選手が世界の超一流選手であり続けられるのか、サッカーをよく知る人に問いかけると「彼は特別な才能を持っているから」、これで済まされてしまいます。
ネイマール選手しかりメッシ選手しかり、彼らと比較すること自体が間違いだと言われてしまいます。
ロナウド選手やイブラヒモビッチ選手などは、あの体格からしても、確かに比較すること自体が間違いのような気もします。
しかし、それではいつまでたっても日本のサッカーが世界に伍してなどという時代が来るはずがありません。

その対応策としてはこれも異口同音に、『肉体改造』という言葉が使われます。
本当にその概念だけで対抗できるようになるのなら、ここ数十年のトレーニング理論の変遷や器具の進化の中で、とっくにそういう選手が生まれているはずです。

先日指導を受けに来てくれたレノファ山口の『井田征次郎フィジカルコーチ』も、若手の選手から肉体改造をしたいと指導を依頼されることがあると聞きました。
そこで、単なる肉体改造ではなく、サッカー選手としての動きをいかに上手く強くできるようになるためは何が必要かを説明し、動き作りのトレーニング『伸kingトレーニング』を行う必要性を理解させ、無駄に遠回りさせない指導をしたいが、他の指導者の理解が得られないと嘆いていました。

広島に移り住みはや25年、スタートはサッカーでしたがいろいろな経験を経て今、改めて私を育ててくれたサッカーという競技に、少しでも何かお返しすることがあるのならと、さらに考えを深める努力をしています。

なんとなく違うんじゃないかと思っていたこと、こうした方が良いのにと思ってきたことに、確信が持てるようになり、小さな声かもしれませんが、こうして発信を続けていますが、日本を代表する選手や指導者の元に届くことはありません。

代表戦をテレビ観戦しながらリアルタイムでツイーとすると、多くの方から反応があります。
すべての人が私の言葉に頷いているとは思いませんが、『そうかもしれない』とは思ってくれているのかもしれません。

もう何十回何百回言い続けているかわかりませんが、日本人が肉体改造の名のもとに大きく強くのトレーニングで獲得した筋量筋力では、海外の選手たちの持って生まれた身体能力に追いつくことはできないと考えます。

走るスピードにしても、サッカーの選手に求められるのは『ヨーイドン』のスピードではないはずです。
今この場所から、どのタイミングでどこへ移動するか、その移動中周りの状況の変化に対応し、自由自在に方向とスピードを変化させられる、その判断力の速さです。


判断力が遅いと感じるのも、移動するという行為自体のスピードに自信がないことの裏返しではないのでしょうか。

そういう動きを90分間頭を働かせ体を動かし続ける能力なくして、11人の選手たちが1つのボールをゴールに運ぶという、サッカーという競技の本質を実現できるはずがないと思うのです。

パススピードが遅いとかトラップが下手だとか、ボールを受けても前を向けないとか、シュート自体の正確性がないとか、誰が見ても分かるマイナスポイントはたくさんあると思います。

そんな言いつくされたマイナスポイントが、なぜ改善できないのでしょうか。

一言で言えば『余裕がない』からです。

その余裕を作るために必要なのが、速い判断と素早い動き出しです。

体の大きくない日本選手が、明らかに体格に勝る海外の選手たちに対抗するためには、この動き出しの素早さという概念を取り入れ、それを可能にするための体の使い方を会得するために、体づくりではなく『動き作りのトレーニング』を行わなければならないのです。

そのことが分かってくると、応用として体のぶつけ方や、密着状態から相手を置き去りにするはがし方などという、分かってしまうと簡単すぎるような体の使い方もできるようになります。

W杯開幕まで2週間、もし今私が選手たちにその動きを指導できたとしたら、間違いなく動きは変わります。
まあそんなことは現実としてあり得ないことで、先日のガーナ戦をはじめ、過去の代表戦でも指摘してきたように、日本代表選手には、これからの日本を担っていくであろう育成年代の選手たちや、その指導者たちの反面教師となってもらって、「ああ、こういうときにはこうすれば良いって西本に教えてもらったな」と思い起こしてもらえるシーンが満載のゲームを行ってくれますので、私から理論だけではなく体をぶつけ合って体感してもらった事実を確認する時間にしてもらえばいいと思います。

選ばれた23人に関して、私は何も言うことはありません、それぞれ皆さん思うことはあると思いますが、決まったことは変えられませんから。

私にできることは、私が考えてきたことが、育成年代の選手たちに根付き、当たり前になっていくように、心ある指導者とともに声を上げ続けることだと思います。

あと2試合、強化試合があるようですが、もう真剣に動きを見てツイートする価値を見出せませんので、もし期待してくれる人がいたら申し訳ありませんが、しないと思います。

W杯本戦では、前回のように世界の強豪国、一流選手たちが、私の想像を超えるスーパーな体の使い方を見せてくれることを本当に楽しみにしています。
その動きをしっかり分析して、日本の子供たちのために役立つ何かを探せたら良いなと思っています。

今月11日の月曜日には、東京で行ったセミナーと同じ内容を大阪会場で行います。
私が伝えなければならないことがより明確になってきました。
受講者の皆さんとともに、育成年代の子供たちのために頑張ります。

サッカーコーチ養成セミナーの講師として

20日21日の両日、かねてから準備を進めてきた『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』の講師を務めてきました。

このセミナーは広島出身で、高校卒業後スペインに渡ってコーチの勉強を重ね、帰国後、湘南ベルマーレや、大宮アルディージャの育成年代のコーチとして活動したのち、今年からこのセミナーを起業した『倉本和昌』さんの依頼によるものでした。

彼と初めて出会ったのは、4年前、第2回西本塾に参加してくれたのが最初でした。
当時から、自分が学んできたことを日本のサッカーの発展のためにどう活用していくのか、現在の活動の青写真はすでに出来上がっていたのでしょう。

西本塾に参加したことによって、私の提唱している様々な考え方や実践が、すべての基礎になることを理解してくれたようでした。

昨年末に正式に話があって、彼の夢やそれを実現させるための具体的な行動計画を聞き、一も二もなく協力したいと思いました。

西本塾自体は、こうやってブログに書き連ねていることや、各種媒体に寄稿した文章を読んでくれた人たちから、直接話を聞きたい指導を受けたいという意向を受けてのものでした。
ですから、西本塾のために何かを考えるという必要はなく、二日間という時間の中で、できるだけ多くのことを伝えたいという気持ちだけでした。

受講者の皆さんには、当然ブログを熟読し、私の考えを事前に学んでから参加することを要求しましたので、二日間という短い時間の中でも、それなりのことは伝えられていると思います。

受講してくれたサッカーの指導者の中からは(もちろんほかの競技の指導者も同じだと思いますが)、なぜ私が伝えていることを公の機関が我々に学ぶ機会を与えてくれないのか、という意見も多く聞かれました。

それは私が論じることではないので、何も言いませんが、まさに私が伝えている内容を、「今まで全く知らなかったとか、目からうろこです」などという感想が聞かれるレベルで、指導の対象がトップであれ小学生やそれ以下の子供たちであれ、サッカーの指導者として選手たちの前に立つことが本当に彼らのためなのか、それは選手だけではなく指導者の立場の人間も含めてですが、このままではまずいだろうと、ずっと思っていました。

西本塾の開催も減り、受講者の数も減ってきました。
私がそれでも続けている理由は、単純にやめてはいけないと思うからです。
私が発信を止めてしまえば、また教科書頼みの固定概念の中から抜け出せない、それぞれの分野の専門家と呼ばれる人たちの、本当の意味での進歩、いや基本的なスタンスそのものが変わっていかないと思います。

それで困るのは、誰でもない選手たち、それも育成年代の将来ある選手たちなのです。

今回のセミナーは、毎月一度受講者が集まり、それ以外にも色々な文明の利器を駆使して、教えっぱなし聞きっぱなしではなく、しっかり身につけ指導に生かしてもらえるように工夫が凝らされている、6か月コースの第4回を、私が担当するということでした。

今回3講座、合計20人の方が受講されましたが、倉本さんから私の名前を聞くまでに、すでに私のことを知っていたという人はほんの数人でした。

当然ブログ等も最近読み始めたわけですから、私がどんな人間なのかもよく知らないままで私の講義を受けることになります。
西本塾がホームだとすれば、さしずめ完全アウェーといったところでしょうか。
逆に言えばなまじ先入観を持たれるより、会ってみて話を聞いてみて判断してもらえるということですので、4時間という短い時間の中で、何をどう伝えるか相当練り込んで準備してきました。

いつものことですが、受講者に気に入られようとか良い印象を持って帰ってもらいたいなどという気持ちは全くありません。
私の発する一言一言、実技で見せる動きの一つ一つが、彼ら指導者ではなく、彼らの向こうに見えている育成年代の選手たちに届いてほしい、ただそれだけです。


例によって言わなくても良いことを言うこともありましたが、他の人に言われないからそれでいいと思っているとしたら、いつか誰かに指摘される前に、この場で私が言ってしまおうというのが私の考えです。
それらも含めて指導者としての自覚と覚悟を求めています。

場所と時間を考えると、いつものような実技や徹底的な体の仕組みの説明はままならないものですが、そこをプレゼンテーションアプリを使い、動画も使って、少しでもインパクトを与えたいと考えました。

遠隔サポートを受講し成果を感じてくれたY君とそのお父さんの許可をいただいて、まさに自分の指導している選手の中にこういう動きをしている選手はいませんかという、問題提起から講義を始めました。

思った通り多くの受講者が、多かれ少なかれ、まさに今現在こんな選手がいて対応に苦慮しているという声が多く聞かれました。

また同じく遠隔サポートで大きな動きの改善が図られたIさんの動画から、誰が見ても何の問題も感じられないIさんの動きのどこに問題があると私には見えるのかという体の見方の解説から、ではどういう動きを目標にすればよいのか、これまでの経験を生かし、受講者の目を開かせるに十分な内容の構成になったと思います。

何より、受講者のみなさんの本気度が違うというか、まずは自分がもっと学び成長することなく、子供たちの指導をすることはできないと、真剣に向き合ってくれる雰囲気はとても心地よいものがありました。

すでに何人もの方から感想や質問が届きました。
一番の目的であった、一つでも多くのことに気付いてほしいという目的は達せられたと思います。

私の担当する回は終わりましたが、今回の気づきがこれからの学びに大きな影響を与えることになったと思います。
これが私を講師として呼んでくれた倉本さんの一番の狙いだったと思います。

2週間後には大阪開催にも講師として参加します。
さらに資料を精査し、少しでもわかりやすい講義となるよう、今回の3講座をじっくり振返って準備します。

ほぼすべての受講者から、私の話を聞けて良かった、知らないことがたくさんあったという声が届きました。

まだまだ私が発信を止めることはできません、それどころか、今まで以上に声を大きくして、一人でも多くの人たちに、やはり正しいものは正しい、これだけは知っておいてほしいと、声を上げ続けなければなりません。

せっかく与えられたチャンスです、なぜか深い縁のできたサッカーという競技、その指導者の皆さんに私の考えを伝えることで、将来を担う育成年代の選手たちが、安心して楽しくサッカーが続けれる環境作りの一役を担えたらと思います。

伸筋を使うこと、背中を使うこと、繋がる人が増えてきました。

伸筋を使うこと、背中を使うこと、繋がる人が増えてきました。
昨日は、午前午後と、競輪選手の指導が重なる日となりました。
昨日来てくれた二人を含め、現在縁のある競輪選手は4人しかいません。

それも、地元広島の選手は一人で、他の三人は遠隔地の県を本拠地としている選手たちです。
それが同じ日に来てくれたのですから、偶然としか言いようがありません。

午前中にトレーニングに来てくれたのは地元の選手で、何度か話題にしている、現在私が指導させてもらうことを、一番楽しみにしている選手です。

午後からは遠く北陸地方から来てくれた選手でした。
2か月前、以前から縁のある選手の紹介でと電話があった時、他の選手はみんなライバルだから、私の存在は絶対に教えないと言っていた選手からの紹介でという言葉に、少し驚いてしまいました。

真剣に私の指導を受けたいと思っていただいていたようで、その気持ちが伝わり、何とか紹介してもらえたということでした。

初めて指導させてもらったとき、ここまで私の考えを理解してくれている人がいたのかと驚いてしまいました。
ブログを読み込み、ツイッターをチェックし、本も読んでくれていました。
私の考え方や実際のトレーニングが、競輪選手としての自分に絶対にプラスになると思ってくれていました。

初めてお会いしてトレーニングを指導する方に、これだけ感情移入ができたのは初めてでした。
まさに私の理論は競輪選手のために練り上げてきたのではと思わせてくれるほど、熱く語ってくれたのです。

全国の競輪場が戦いの場ですが、そうそう広島での開催に来ることはないようで、今回は別府での開催を前に、広島経由の行程を組んでくれました。

この2か月の間、広島の選手のために練り上げてきたノウハウが、そのまま指導に生かせたので、とてもラッキーなタイミングとなりました。
伸筋を使うこと、背中を使うこと、普通の会話ではなかなか理解してもらえない大切なキーワードが、ストレートに分かってもらえる、私にとっては本当にありがたい存在となりました。

走るという行為と、自転車に乗るという行為は、一見まったく異質なものだと思われるでしょうが、私に言わせると全く同じからだの使い方になります。

そのことを何を言っているんだとか、素人に何が分かると言われるどころか、すべて私の言う通りで、まったく間違っていないと言ってくれるのです。

こうなると感情移入を通り越して、今回の3時間の中で、できるだけからだにその理論を染み込ませてあげたいと、必死になって指導させてもらいました。

どんな仕事も同じ気持ちで行っているつもりですが、こんなに楽しい時間を過ごせる仕事もそうあるものではありません。

今回の遠征にはDVDプレーヤーも持参してきて、私の作ったDVDも持って行ってくれました。
今朝さっそく連絡があり、「すごく勉強になります、あの動きを体現できるようになって○○(同い年で頑張っている広島の選手)を見返してやります」と送られてきました。

他の選手、特に伸び盛りの若手が私の存在を知り、指導を受けに来られたら、自分たちのような中堅は太刀打ちできないからと、なかなか紹介してくれなかった選手と同じく、自分も私の存在を知られたくないと言われるのですから、商売としては全く困ったことです(笑)

以前にも書きましたが、勢いのある若手は、私の指導を受けようなどとは思わないようです。
それが年齢とともに限界を感じ始めた頃に出合うことで、聞く耳を持ってくれる人が現れるのです。
だから心配しなくても大丈夫なのです。

本当は若い選手こそ、今のうちにトレーニングや体の仕組みといった本質的な部分に目を向けることで、遠回りせずに向上していけることは当然のことです。

生まれ持った体格に恵まれ、若さと勢いに任せて走っていられるうちは、それでもいいと思います。
逆に言えばそんな選手に対して、年齢も峠を越え、また体格にも恵まれない選手でも、正しい知識とトレーニングの方法を知れば、十分対抗できるんだということを証明していった方が、私自身の楽しみも増えるというものです。

具体的な方法論は、もちろん彼ら競輪選手にとっての企業秘密になりますから、ここで明かすことはできませんが、常に向上心をもって、高くアンテナを掲げている選手には、私の発信していることは届いているようです。

もう少し近ければと、地元の選手を羨ましがりますが、これだけ意識が高ければ、昨日の3時間だけでもたくさんの学びがあったと思います。
一般の方の施術を挟み、楽しい一日となりました。

また、前回の記事に対して西本塾生からコメントがありましたので紹介します。

西本先生、記事を読み返して断片的だったものが、繋がってきました。
先週末サッカーの試合があり、選手の動きをみていましたが、相手の選手で伸筋をうまく使う選手がいて、その選手と体をぶつけ合うときに屈筋を使ってぶつかっていっても、相手の選手に弾き飛ばされていました。
まさに、しなやかな強さを持っていました。
伝える相手にしっかり説明できるように、もっと読み返して理解を深めていきたいと思います。
第12期生 大石 浩之


そう言うことです、私から学んだことを自分の目で見て確認する、そのためにはやはり現場が一番でしょう。
私の選手の動きをみる視点が知りたいと言われることがありますが、それぞれ違う人間で、生まれも育ちも考え方も違うのですから、私と同じ視点など必要ありません。

何のために見るのかという目的がはっきりしていれば、見るところも変わってくるし、見えるものも違ってくるはずです。
漠然と視野に入るものを眺めているだけでは、物の見方は変わりませんから。

私の場合はだれに頼まれたのではなく、なんとなく見えているものの見方が、少し他の人とは違っていたのかもしれませんが、それだけのことです。

競輪選手のために、先日から乗り始めた固定ローラーでのトレーニングが役に立っています。
何がどこでどうつながるかわからないものですね。
そういう運命の元に生まれてきたのかもしれません。

今回は競輪選手の話でしたが、野球サッカーその他すべて同じです、いつでもどんなレベルの選手でも、レベルアップさせることができるように準備しておきます。

やはり問題は本人の意識と向上心ですね、私のやる気を引き出してくれる選手なら大歓迎です。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
今年は「西本塾」3月10・11日と9月8・9日に、「深める会」を4月8日と10月7日に、そして「走り方錬成会」を12月29日に予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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