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今年一年、何かを成し遂げることが出来るでしょうか。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

1月6日月曜日、今日から仕事と言う方も多いかもしれませんが、私は土曜日から仕事を始めていますので、昨日今日は定休日のため世間との感覚は少しずれているかもしれません。

既に2回目の更新となりますが、今年のスタートにあたり思うところを書いておこうと思います。

オリンピック開催が日本に決まって以来、開催地東京を中心として大いに盛り上がっていることは、多少なりともスポーツに関わってきた人間としては、素直に喜ぶべきことだと思います。
しかし、全国各地で起こった自然災害や、何より東北での津波による原発事故の問題などを思うと、こんな時期にオリンピックを開催して良いのだろうかと思わざるを得ません。

こんな時だからこそという意見も当然あるでしょうが、復旧復興に対する人的また経済的な支援が、本当に被災地や被災者優先で行われているのでしょうか。

ここ広島でも、予算は勿論のこと、建設資材の不足や人員の確保が思うようにいかず、未だに不便な生活を余儀なくされている方がたくさんおられます。
このことに触れないで、綺麗ごとだけでオリンピックについて語ることは出来ないと思います。

とは言いながら、既にオリンピックイヤーはスタートしており、選手はもとより関係者の皆さんには本当に頑張ってほ欲しいとは思います。

二日三日は例年箱根駅伝のテレビ観戦で半日がつぶれるのですが、今年はまったくと言って良いくらい見ることをしませんでした。
そのことは詳しく書きませんが、毎年思っていたことを改めて強く思ったためそうしました、脱スマホの生活と似た様な感覚だったかもしれません。

さて、一年一年、一日一日の積み重ねが今の私を形作っているわけですが、東京で会社員生活をしていた私が、今のような仕事に転身して、3月で29年になります。
そんな私が今年一年何を積み上げて行けるか、何をしなければならないか、新年の意気込みとまでは行きませんが、少し整理しておきます。

まずはいつの間にか、西本理論と呼ばれるようになった私の足跡ですが、これに関しては一応言葉の定義づけをしています。

『西本理論とは本来人間に備わっているカラダの仕組みを利用し、それぞれの目的に対して効率的かつ効果的な連係・連動動作を行えるようになるための身体運用法』としました。

言葉で決めつけたり理解しようとする姿勢はあまり好きではないのですが、私自身納得できる言葉が見つかりませんし、西本理論てなんですかと、ざっくり聞かれることもあるので一応言葉にしてみただけですが。

どんなに言葉を尽くしても分かってもらえるとは思っていませんので、この言葉で集約し後は好きなように受け取ってくださいと言う感じです。

これが西本理論ですと、立ち止まってしまう気持ちはありませんので、昨日の発言と今日の言葉が違っていても、何の問題も感じていません。

では今の私が何を求めどこに向かおうとしているのか、それがブログでも時々触れてきた、人間の本質的な部分、『脳』そのものの働きです。

『痛みは脳が作る』という言葉も使ってきましたが、それがどういうことで、現実として体の不調を訴える方々にどう応用すればお役にたてるのか、またスポーツ選手の能力向上の壁となっている、自分はここまでの能力しか持ち合わせていないという、自他ともに作ってしまっている固定概念をどう打ち破るか、そのカギとなるのが潜在意識や表在意識と言う言葉で変えられる部分ではなく、もっともっと本質的でこれまで気づくことのなかった領域があることに気付かされたことで、持って生まれた能力を極限まで引き出す方法論に迫って行きたいと思うようになったことです。

人間が生まれながらに備えている我が身を守るために感じる恐怖感、『大きな音』『落下するという感覚』に対する恐れ、このうち落下する、すなわち不安定な環境に置かれた時に脳自体がどう感じどう対処しているか、それを知りたいし、それを知ることなしに痛みには対処できないし、能力向上にも限界があると感じています。

『ポーザーユニット』を始めとして、新たな視点で開発された用具と既存のトレーニングをどう融合させるか、今年一番のテーマはこれだと思います。

不安定なものの上に立つことでバランス感覚が養われるとか、体幹が鍛えられるなどと言う固定概念の中でしか考えることをしないのではなく、まずは私自身が、不安と恐怖を超えた感覚を体感できるか、答えのない問題に立ち向かっていきます。

その過程において、一般の方への施術やスポーツ選手の能力向上にも新たな展開が広がり、今まで以上の結果を出せるのではと自分でも期待しています。

さてもう一つ、年末に行ったセミナーですが、これまで何講座か受け持ってきましたが、今回初めて何人かの方から感想が届いています、私がお願いしたつもりはなかったのですが、様々な感想が聞くことが出来て有難いです。

ご紹介します。

倉本さん6ヶ月講座(大阪朝コース)参加の田島です。
感想の送付が遅くなり申し訳ございません。
講座を受けるにあたり、全く西本先生の事を存じ上げない状況で受けました。
どんな方?どんな内容?事前に調べないことで、先入観を持たずより自分に入ってくると思っていました。
講座を受け、西本先生の情熱が伝わってきました。
それにより自分もより理解するために、真剣になって受講しました。
実際に実技を行い、自分で変化を感じることができました。
5年ぐらい前に左膝前十字靱帯断裂をし、膝への負担について不安がありました。
運動するときには常にサポーターを付けてやっています。
が、西本先生の理論に基づいた走り方では、膝への負担を感じることがなくとても動きやすかったです。
その後、運動する機会がなく、なかなか実践できていないですが、歩く際の意識をかえています。
負担もなくなり、少し速く歩けるようになったのではと、感じています。
講座の動画、DVDを何度も見て実践していこうと思います。
継続して取り組むことが大切だと思いました。

内容は別として今回感じたことは、新たな世界に接する際、二通りの考えがあるということです。

この方はあえて私のことを調べることをせず、先入観を持たないで話を聞くことの方が内容が自分に入ってきやすいと思ったそうです。

私自身は全く逆の発想で臨むタイプです、できうる限りの情報を調べ、先入観どころか直接会う前に、自分なりにその人間の言わんとしていることを調べ尽くしたうえで、自分の理解の仕方が正しかったのか違っていたのか、またこの部分をより詳しく聞きたいなど、せっかくの一期一会の機会で少しでも多くのことを学びたいと思う人間です。

ですから西本塾や個人指導を受けてくれる方々からは、少しでも多くの情報を提供して頂き、それぞれの方に何をどう伝えたらよいのかをじっくり準備して臨んでいます。

これはどちらが良い悪いではなく、それぞれの考え方ですから何とも言えませんが、今回のようなセミナーでは、私自身が集めた人を相手にしているわけではないので、西本塾の申込みの際に求めている、私のブログを読み込んできてくださいと言うお願いは全くしていませんので、どんな方に対しても何かの役に立つ内容になるようお話ししているつもりです。

とにかく体に優しい使い方があるということを感じて頂けたらそれで十分だと思います。

私の考えていることは頭の中だけで構成できることは何一つありません。
自分の体を使って試行錯誤しながら一つずつ積み上げています。

悔しいですが、体力の衰えと言うか無理が利かなくなってきた部分は正直あります。

改めてスポーツトレーナーを自認している立場として、これまで経験できなかった、年代や競技レベルの選手もしくはチームを、私が関わることで、望む結果に結びつける仕事をしてみたいと思います。

その相手がどこの誰なのか、私を本気にさせてくれる対象が現われることを楽しみにしています。

新たな年が始まりました、今年もよろしくお願いします。

2020年、新年あけましておめでとうございます。

今日も、いや今年もブログを読んで頂きありがとうございます。

三が日は世間並みにお休みとしておりますので、のんびりとしたお正月を過ごしております。
とはいえ元日は、昨年にも経験した、広島駅北側の二葉の里地区にある、『七福神めぐり』を行い、その足で住吉神社に寄って、例年通りの初もうでを済ませてきたので、今日明日はやることがありません(笑)

ブログも少しお休みしてと思っておりましたが、年末の恒例行事となった『西本走り体験会』に参加してくれた方から感想が届き、また12月に大阪で行ったセミナーの受講者からも先ほど感想が届いたので、早速記事にしておきたいと思います。

セミナーにしろ西本塾にしろ、その他直接指導をさせてもらう機会が、有難いことにこの6年間沢山ありました。
とにかくその時点で私が持っているものをすべて伝えたい、その思いが強すぎて、正しいものは正しいということに固執してしまったところがあったと思います。

多くの方を相手に指導をしてきて私なりに学んだことは、残念ながら私の思いが100%伝わることはあり得ないし、それぞれの方が私から学ぼうとしていること自体が違うということでした。

加えてどんなに一生懸命話をし、体を張って伝えたとしても、それを実際に自分の体で継続して学び続けてくれるのは、わずか3%程度の数にしかならないという現実でした。

だからそこまで真剣にならなくてもいいではなく、逆に私自身が常に100%を出し切ることで、十分に自己満足できると思うようになっていきました。

更には、学び継続してくれている方々が、西本理論をどう捉え、どう向き合ってくれているのかが伝わってくるようになり、ならば私はどう伝えればよいのかが、改めて明確になってきたようにも思います。

何かを行うたびに感想をお願いしているのは、私自身の学びを深めるためなのです。

こうして感想が届くたびに、私の頭の中が少しずつ整理され、新たな試行錯誤が出来ることは本当に有難いことです。
西本理論に終わりはありません、6年前の私はその時点での私、今日の私は今日の私、明日は今日の自分を超えて行かなければ生きている価値がありませんから。

まずは大阪でのセミナーを受講して頂いた『川本悠矢』さんからの感想です。

セミナーの感想
1 先生の言葉を受け感じたこと
駒を磨く
 それぞれの活きる場所を見つける。
 そのために選手たちをみて、何が得意で何が苦手か、どういう個性・才能があるのかを見極めて引き出す手伝いをする。
 何も才能がない選手はいない。
 今年の代はダメですっていうのは、思うことはあり、先生がこの言葉を言った時には、ドキッとした。
 そこで考えてみる。
 その選手たちをコーチングしているのは誰なのか?
 紛れもなく自分である。
 では、選手たちが成長していないなら、その状態になっているのはどうしてなのか?
 誰の責任なのか?
 それも日々トレーニングしている、コーチである自分の責任である。
 では、目の前の選手たちに対しどのように接していけばいいのだろうか?
 真摯に選手たちを見て、寄り添い、それぞれの個性を見つけ引き出すことが必要。
固定概念から離れ目的から柔軟に思考する。
 前任者がこうだった。
 自分が現役時代にこう教わってきたから。
 有名な先生がこう言っている。
 固定概念を作る種は色々ある。
 固定概念全てが間違っている訳ではない。
 だが、固定概念を疑う姿勢がないと現状維持か退化になるのではないか。
 また、選手たちの個性を伸ばすことができなくなるのではないのか。 
 先生の走り方の説明の際の問い「人間だけが特別なのか?」
 根本に対する問い。
 言われてみたらシンプルだが、固定概念から離れることができるもののみが到達できる境地。
 この思考の型を身につけたい、いや身につける。
 そのためには、常に問い続ける姿勢が必要。
 固定概念、40年近く生きてきて染み付いてきたものの見方。
 少しずつ少しずつ、体と対話し、心と対話し、頭で思考し、固定概念と取り組んでいければ。
3−5−7理論
 生理的限界と心理的限界の話の再確認。
 ついつい疎かにしがちな3−5−7理論。
 生理的限界と心理的限界には差がある。
 その差をどうアプローチして埋めていくかのために、3−5−7理論は最適。
 選手たちへの対応・説明に最適。
 先日、足を挫いてしまった選手への対応の際、3ー5−7理論を意識してみた。
 痛みが感じる曲げ方、触り方はどっちなのか?
 2.8は大丈夫、では、2.7や2.6はどうだろうか?その逆の動きはどうだろうか?
 真剣だが、くだらない会話もいれながら、リラックスできる状態を作る事を心掛ける。
 そうしたら、心理的限界を緩められないだろうか?
 急に上達することではないが、今自分に出来ることをしよう。
 そのために、3ー5ー7理論を意識していく。
目的の明確化
 なんのためにするの?
 トレーニングの目的を、すぐに明確に答えられない時がある。
 そういう時は、目的は何なのかがぶれているか、そもそも考えていない。
 では、どうしてそういうことになるのか?
 それは、根本が明確になっていないからではないか?
 根本への問い。
 サッカーコーチとしてどうなりたいのか?
 サッカーとは何か?
 選手たちの個性をみつけ、引き出す、手伝いをするためにはどうすればいいのか?
 そのためには、どのような準備が必要なのか?
 今、何が選手たちには必要なのか?
 等々に明確に答えられるようになることが必要。
 それも、借り物の言葉ではなく、自分の頭と心と体で納得したもので。
 そして、それを伝えるためには言葉の正しい定義づけが必要。
 これがないと自分と相手との間に溝ができる。
 良かれと思ったことが裏目に出る。
 成長の伸びが遅くなる。
 目的の明確化・確認と伝達。非常に大事であるが、忘れがちになる。
 迷った時は、セミナーでの先生の言葉を思い出そう。
2 仲間の存在の大切さを再確認した
初心にかえる
 西本先生初体験の仲間が西本先生の話を聞いている反応を横で見てみる。
 4年前の自分を見ているようで(皆さんはもっと吸収力がありますが)。
 当時の自分はこう感じていたのかなぁ?
 この話は自分は入ってこなかったなぁ?
 FBTの体の使い方も、やりたいことはこうなんだろうと頭で想像する、してみる。
 いざ実際に体を動かしてみると訳が分からなくなり、どうしたらいいんだと思ってたなぁ?等々
 西本先生に出会った頃の自分の気持ちに返ることができ、初心を思い出すことができました。
 一人で学ぶのもいいですが、改めて仲間の存在は大きなぁと感じました。
 前回までは、自分のことで一杯一杯で、思考も屈筋で固まっているかのよう。
 周りを見る余裕がなかった。
 今回は、周りが少し見られるようになった。
 先生の話を聞いている時の仲間たちの反応や表情、動きを見られるようになった。
 そのため、学びがより深まり染み込むようになったと感じた。
北脇さんと話す
 年末の先生のブログを見たあと縁があり、北脇さんと話すことができた。
4年前の自分を思い出す。
 自分は、西本理論を実践するまでに悩んでいました。
 何から始めたらいいのか?
 継続できるのか?
 このやり方で続けて行っていいのか?
 どのように選手たちに伝えていったらいいのか?等々
 がんばってやってみよう、やっぱりできない。
 心の波が行ったり来たりする。
 悩みがループして動けなくなる。
 この状態を少しでも早く抜けられるように、何かできないのか?
 キーワードは、先生のブログにあった、『人間の体はこういう風に使うと楽に動けるんだ』と感じること。
 西本理論は、継続する価値があるものだということ。
 そのために、自分の経験を話す。
 最初の西本塾は、なかなかの酷さだった。
 周囲に圧倒され挫折した。
 1年近く触れないようにしてきた。
 けど、どうしても学び続けたいと思うようになった。
 そこで、先生に怒られ呆れられるのを覚悟で、深める会を受講した。 
 うまくやろうとすることばかり考え、頭でっかちで作為的な動きしかできない。
 また悩む。
 でも、学び続けたい。
 じゃあ。どうする?
 自分1人では難しい。
 たくさん先生と仲間に触れることが大切と考える。
 そこで、先生に思い切って年4回以上会う予定だと伝え、実際に会ってみる。
 自分の世界に入らず、素直に話を聞いて仲間を少しでも見てみようとする。
 素直にやってみたらと、言われた事をとりあえずやってみる。
 そうすると人間の体はこういう風に使うと楽に動けるんだと、少しずつ感じることができるようになってくる。
 義務感でやっていたFBTやドリルが、楽しくなってくる。
 週1回くらいから2回・3回になり、ほぼ毎日継続できるようになる。
 形にこだわることも大事だが、どうしたら楽に動けるようになるか体に聞いて、心で納得して、頭で思考する。
 このサイクルを回していくと、心の波はなくなることはないが、帰ってくるところができ、習慣になる。
 このような経験を少しずつ伝えていって、共に体を動かす機会を作る。
 まだまだ至らないので、共に成長できればと話を聞いて感じた。
 最初からすんなり行かず、挫折を経験して継続できつつある。
 そこは自分の個性なので、活かして意欲のある仲間たちに伝え仲間をふやしたい。
 西本理論が世間の常識になる手伝いができればと。
家族への思いが出てきた
西本理論を学び4年間経て、自分の体が楽になった。
 先生に出会うまでは、坐骨神経痛持ちで毎日整骨院に通う生活。
 今では、長時間のドライブ、急に寒くなった時に痛むが、『西本体操』をしながら、体と対話することで解消。
 整骨院に通うことがなくなった。
 感想を書きながら、この4年間の歩みを思い出すと、自分の事ばかり考えてたなぁと。
 西本理論は財産。
 周囲と共有したい。
 そう考えると身近にいる家族の事がイメージされてきた。
 実家の父や母、田舎の祖父や祖母に、『からだほわっと』を実感してもらいたい。
 からだが喜んでいる、気持ちのいい動きがあることを感じてもらいたいという思いが素直に出てきた。
 『からだほわっと』は、疎かにしていた部分なので「1回5分体が喜ぶ健康術」を読み返して、やっていこうと。
 それで家族の体に対する不安を少しでも軽くできればと。
以上が、セミナーの感想となります。

川本さんとはもう4年のお付き合いになります。
諦めずに何度も何度も私の前に立ち、厳しい言葉もかけられ、それこそ手取り足取りの4年間がこんなことを書いてくれる川本さんを作ってくれたのだと思います。

頂いた感想は、西本理論の感想ではなく、川本さん自身の気づきの理論です。

初めて西本塾に参加してくれた時のことはよく覚えていますが、たくさんの受講者の中で、他の方々の勢いに押されてというか、場違いな所に来てしまったと言ってもおかしくないほど、緊張されていましたし、これほど自分の体が自分の思ったように動かないものかと、何とも悔しいというかやりきれない表情が印象的でした。

他にも同じような感覚になった受講者は、過去にたくさんいたと思います。
私は誰に対してでも遠慮なく本音で接してしまうところがあるので、川本さんにも厳しい言葉を何度もぶつけてきたと思います。

それでもこうして4年の月日を経て、私が伝えたいことの本質にどんどん近づいてくれていることが、本当に嬉しいです。

西本理論は特別なものではなく、それぞれの人間が持って生まれた能力の、本質的な部分に気付いてもらうきっかけに過ぎないのです。

こうして真剣に向き合ってくれている方がいるということを知ることが出来るだけでも、伝えることを続けて来て良かったと心から思えます。

川本さんがさらに学びを深め続けて行く過程で、西本理論をどこでどう活かしてもらえるのか、とても楽しみにしています。

次は年末の『走り体験会』に参加してくれた『小林基之』さんからの感想です。

一昨年の体験会に引き続き2回目の参加でしたが、参加者がお一人と言うことで、小林さんにとってどういう構成にすることが一番喜んでもらえるか、我ながらサービス精神を発揮した内容となりました。

西本さん、今回は幸運にもマンツーマンで『伸kingトレーニング』『ボーザユニット体験』『肉離れに対しての3.5.7理論をふまえたアプローチ』まで指導していただきありがとうございました。

西本理論は決して特別なものではないということを今回強調されていましたが、メニューごとにわかりやすく説明され体感させていただきました。

伸kingトレーニングからの一連のマンツーマン指導は、アスリートには是非体感していただきたいと思いました。

FBTも修正していただきアイドリングからの走りの説明も昨年よりイメージしやすかったです。

フォアフットや接地の位置の必然性、トップスピード時の肘の角度、個人差への対応などランナーに対しての説明もわかりやすかったです。
その説明から動作分析的に調べてみますと屈筋使って腕を振ってないランナーは普通に見えても、上部胸郭が上手く回旋できていて下部胸郭との逆回旋によりストライドが広がり、体幹も前傾しやすくなり接地も理想的にとなります。
アイドリングは上部胸郭と下部胸郭の逆回旋を作ってくれていたのかとも感じました。

理屈を並べると西本さんに怒られそうですが、広背筋を使い骨盤を縦に使い背骨と連動させること以外にも効率的な動きが自然と行われていると感じました。

今回も色々なヒントを頂きましたので、明日からまたFBTとドリルを継続して、頭で考えてではなく勝手に身体が動き出すことを目指していきたいと思います。

この度は本当にありがとうございました。

今回は走るという行為に関して、これまで指導を受けてくれた人たちが一様に感じる「スピード感のなさ」というか、楽に走れるという感覚は分かったがこれではスピードが出せないという感想に応える準備をしていました。

まずは基本となる、体の負担が少ない効率的かつ効果的な体の使い方による走るという行為を体感してもらわないことには、次のステップであるスピードと言う概念には届きません。

いきなりスピードを求めてしまっては、従来の走り方から脱却することは出来ません。

そういう意味でも、もっとたくさんの方に伝えたかったのですが、お一人だけの申し込みは少し残念でした。
しかし、お一人であろうと10人であろうと、それぞれの方が少しでも納得できるような指導が出来るよう準備しておくのが私の仕事です。

組織を作って群れることを良しとせず、孤高を貫いてきましたが、『来る者を拒み去る者を追わず』から少し変化して、真剣に向き合う気持ちがある人になら、惜しむことなく今現在持っているものをすべて発揮して、相手のためになる指導をしようと思っています。

私自身が楽しいと感じ、相手も「楽しかった面白かった、そしてこれは役に立ちそうだ」そう思ってもらってこそ私の存在価値もあろうというものですから。

ただここは曲げられない、ここは譲れないというこだわりは捨てきれませんので、厳しいことも言うと思います、それで縁がなくなることは仕方がないと思っています。

60歳を超えて毎年一つずつ歳を重ねて行きます、誰かのためにを続けられるのも、永遠ではありません。
今年はまだ行けます、今の熱い気持ちがあり続ける限り、現実に押し流されず、我が道を進んで行こうと思います。

今年もよろしくお願いします!

セミナー受講者からいただいた感想から『理解』という言葉の意味を考えました。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

今年も残すところ今日を含めて後4日、早いところでは昨日が仕事納めで、1月5日まで9連休と言う会社もあるようですが、私は明日の午後に行う『走り体験会』をもって、今年の締めくくりとさせていただいています。

ブログもなんだかんだと書き続けていますが、今年の更新これで最後になると思います。

今日テーマとするのは、先日大阪で行ったセミナーを受講してくださった方からメールで感想を届けていただき、これはご本人だけではなく、私の指導を受けて頂いた方全てに伝えておかなければならない重要なことだと思ったからです。

私が直接指導した皆さんに求めている『理解』という言葉の意味を、それぞれの方がどう捉えているか、伝える側と受け取る側でその意味が共有されているのか、また私が発した言葉を皆さんがどう受け止め、どう理解しようとしているのか、そのことを整理しておく良い機会だと思いました。

以下、頂いたメールの一部内容を引用させていただきます。

講座では、屈筋よりも伸筋を使うことで力がより発揮されること、力を入れずにぶつかった方が痛くないことなど、自分の直感に反することが次々に起き、驚きの連続でした。

効率的な走り方につきましても、自分でも実践したいと思いDVDも購入させて頂き、見よう見まねでやってみています。

ただ、DVDについていた紙にある「基本的なことばかりですが、ここに収録された内容を理解していただき、実践できるようにならなければ、ご自分の動きを変えることはもちろん、正しく指導できるわけがありません。」という先生のコメントを読むにつけ、「何をもって理解したと言えるのか?」・「どのタイミングで指導を始めれば良いのか?」といった不安を感じたのも事実です。

先日、講座のウェブミーティングがありましたので、上記のような不安をメンバーに打ち明けたところ、既に練習に取り入れているメンバーから「自分のやり方が正しいのか不安になるので、選手たちと一緒に映像を観ている。」というようなコメントも頂きましたし、分からないこともあるし、正しいやり方でできているのかも分からないが、まずは自分も選手たちも続けることを優先してやってみることが大切だということを共有しました。

自分も分からないなりにまずは続けてみようという気持ちになりましたし、自分の動きがどう変わるのか、選手たちの動きがどう変わるのか、楽しみになりました。

指導者でありながら人間の身体について全然分かっていなかった自分にとって、このように考えるきっかけを与えてくださった先生との出会いはとても貴重なものでした。

今後は、先生のおっしゃっていた「選手の身体を壊すのは指導者です」という言葉を忘れることなく指導にあたりたいと思います。


『理解』という言葉の意味は多岐に渡り、この言葉の概念を共有することはとても難しいことなのだと、再認識しました。

私が担当させていただいた4時間、初めて受講された方にとっては俄かに信じがたい、これまで経験してきたことで構成された既成概念や固定概念からは想像すらできないものばかりだったと思います。

しかし冒頭でもお話ししたと思うのですが、私がお話ししたことは私が考え出したとか、私しか知らない私しかできないなどと言うことは何一つないのです。

4時間が過ぎた時には、なんだそういうことだったのかと思っていただければいいだけのことです。

にもかかわらず、頂いたような感想をほとんどの方から聞くことになります。

セミナーの4時間が、丸二日かけて伝えている『西本塾』であっても感想は同じで、目から鱗だとか、これまで全く知らなかったという反応が返ってきます。

極論になりますが、この現状を変えるために私が声を挙げているということなのだと思います。

DVDを購入して頂いた際に添付している添え書きに、「基本的なことばかりですが、ここに収録された内容を理解していただき、実践できるようにならなければ、ご自分の動きを変えることはもちろん、正しく指導できるわけがありません。」と書かせていただいていますが、ここで使っている『理解』と言う言葉こそが、固定概念の中では伝えきれない私の思いを集約したものなのです。

勿論短い文章の中でそれが伝わらないことは承知していますが、私が『理解』という言葉を使っている意味は、私の考え方や実際に体を使って行う各種のドリル、また最終的な走るという行為に至るまで、それらが特別なものではなく、実際に継続して取り組んでいる間に、過去行ってきた体の使い方の方が作為的で難しいことで、これらの動きを行うことの方が自然で、体に優しいものであるということに気付いて欲しいということなのです。

もちろんこれまで見たことも聞いたこともない考え方であり体の使い方ですから、頭で理解するのは難しいと思いますし、実際に体を動かすこともにも違和感はあると思います。

それをまずは頭で理解してなどと思わずに、ひたすらDVDをお手本に体を動かし続けて欲しいのです。

『理解』以前の『分かったとか出来た』という言葉も必要ありません、とにかく見よう見まねで結構ですから継続して頂きたいのです。

何か月先になるかは分かりませんが、そんな期限を決めて結果を求めるのではなく、気がつけばそれが当たり前のことになって、特別なことをしているという意識が消えて欲しいのです。

そうなってくると、他のチームに比べて特別な筋トレをやっているわけでもないし、体が大きな選手を並べているわけでもないし、スピードが速い選手を並べているわけでもないのに、気がつけば大きな選手に当たり負けしなくなっていたり、一歩目のスタートが速くなっていたりと、サッカー選手にとって必要な要素が改善されていくという結果が後からついてくるのです。

どれくらいの期間が必要ですかと言う質問もよく受けますが、そこに気持ちが行き過ぎるから、人間の体が持って生まれた効率的でかつ効果的な体の使い方というシンプルな部分を見落としてしまうのです。

私の話を聞いて取り組みを始めてくれている指導者の方も、自分のやっていること指導していることが本当に正しいのか、自信がないという方が殆んどです。

それが正しい感想だと思います、分かった出来た完全に理解したなどという言葉に翻弄される必要はないのです。

フライングバックトレーニング(FBT)にしても、走りのドリルにしても、最低限押さえて欲しいことはセミナーの中でも手取り足取り、それぞれの体で体験して頂いたと思いますし、DVDでも動画の中で解説も入れています。

その最低限知っておいてほしいことから逸脱しなければ、とりあえずは間違いではないのです。

セミナーに参加されたり、西本塾に参加して頂いたみなさんは、本当に学ぶことに貪欲で、その真剣さは驚くばかりです。

ですから直接指導させていただける機会では、どんなに言葉を尽くしても動画を見て頂いても伝えきれない、体そのものの機能や動きの感覚については、体をぶつけ合ったり背骨を直接動かしてあげることで少しでも体そのものが感覚できるように工夫もしています。

それでも伝えきれないのが生身の人間の体の不思議な部分です。

言葉で説明しきれないことは山ほどあります、いえ私が追い求めてきた世界の中ではそういう部分の方が遥かに多いと思います。

私自身がそういう状態なのですから、皆さんには私が伝えたことを『完全に理解した』という言い方を頂点として、『分かった出来た、自信を持って指導できる』という言葉も、一度固定概念から外していただいて、「人間の体はこういう風に使うと楽に動けるんだ」くらいの気持ちで取り組んで頂ければと思います。

それだけで十分に、私が冒頭皆さんに投げかけた、「選手の身体を壊すのは指導者です」という厳しい言葉に、対応できる指導が出来るのではないかと思います。

感想を届けて頂いたことで、多くの方が立ち止まっている『理解』という言葉の意味を、私なりにお話しすることが出来ました。

自分の考えを自分以外の人間に伝えるということがどれだけ難しいことか、この6年間切実に感じてきました。

今日文章に出来たことで、これから先伝える機会があった際には、お互いが共有できる部分を増やしていけそうな気がします。

今年も色々ありました、たくさんの出会いもあり、分かれもあったと思います。
出会いは一期一会なら、分かれも永遠ではないと思います、またどこかで道が重なるとき、これまで以上の何かを感じて頂ける存在になれるよう、毎度勝手な言い分ですが『自己評価』を向上させる努力を続けて行きたいと思います。

来年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように、今年も一年間ありがとうございました。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
今年の第1回目は2月15・16日の土日に31期西本塾を行います、現在募集中です。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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